ワークショップ in B-CON 「身体表現のたのしみ」 2006.9.16

「人にモノゴトを教えるということ」 
僕はまたひとつ、期限の無い宿題を見つけた気がします。
先日別府ビーコンプラザにてワークショップを行いました。30年間活動を続けている団体「親と子の劇場」主催による教育セミナーにおいて、講師として依頼を受けてのことでした。このセミナーは大人には「表現活動の価値を見直そう」という内容のもの、子どもには「実際に表現をやってみよう」という内容のものの<二部構成>で行われました。そこで僕は「子ども講師(?)」としての依頼だった訳ですが・・・、僕は僕自身を主としてのWSは初めてだったのです。そして僕は悩みました。緊張というより、一体何を教える事が出来るのかを。
表現に必要なのは「テクニック」だけではなく「伝えたいもののイメージ」が必要なんだ、ということ。
特に「伝えたい気持ち」が強く、明確でなくては表現なんて出来ない。これは僕が常日頃思い、心掛けていることなのですが、如何せん子どもにこれを伝えるとなると・・・。
日頃から僕はパントマイムを使って遊んでいます。もちろん日常の中で。一見変人のように見られますが、この時の僕はおそらくは日常の中で最も純粋な人なのです。笑いが起これば嬉しいし、拍手があれば高揚し、怖がられると寂しく思い、蔑まれると苦しくなります。
色々と考えた結果自分らしく教えようと思ったのです。パントマイムによって生まれる自分の感情をそのまま伝えよう、そしてその中で生まれる子ども達の感情を出来るだけ沢山見つけ受け止めようと。
ワークショップ終了後、数人の子ども達が僕の「パントマイム遊び」を始めてしまいました。そして僕に向かって――――  「先生も一緒にやろうよー」
パントマイム演技者であることに使命を感じる今日この頃です。今回講師として依頼下さった「別府親と子の劇場」様に深く感謝申し上げます。

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