先日、北九州に行ってきました。
今回はパフォーマンスするためではなく、「師匠」に教えを受けるために。
僕がマイムを始めるきっかけになった「水と油」というパフォーマンスユニット。
そのメンバーのひとりであるじゅんじゅん氏のWSが北九州で行われていたのです。
このWSはマイムではなくコンテンポラリーダンスの内容で別ジャンルのようにも見えますが、意外に共通する部分もあり、とても勉強になりました。でも主となる目的はそこでもないんですが…。
「自分の居る位置を確かめるために」
やはりここでしょうね。教えを受けて6年。当時の自分ではどこにも通用しなかったし、ある意味今の実力は場数をこなしたことで手に入れたものだと思っています。ある意味、独学とでも言うのかな。
レールが無い訳で、自分がこの先どうなるかはまだわからないのです。そこで覚えているかどうかはわからないけれど、師匠に今の自分をみて貰いたくて。
3月の初頭から参加し先週末の三日間、計5日間のWSの目的は「作品を作ること」
僕はこれが苦手で、ひとつ作るのにかなり時間がかかります。例えば10分間のモノを作るのに一ヶ月とか。作るのに一ヶ月だからやり込むためには更に2,3ヶ月とか。で結局面白くなくてお蔵入りしちゃったりとか。
そういう意味では僕向きだったのかもしれません。
そして今回はひとりで作るのではなく、グループで作るのが特徴でもありました。(参加者が多いのもあるけど) 短い時間の中でメンバーは意見を出し合い、5分間のものを作り、最終日に一般の観客にも観てもらうのです。
グループ分けはランダムではなく、ある程度参加者の意図によって選べます。
コンタクトメインのグループ(基本的に体の動きのみ)、テーブル等の固定物を使うグループ(水と油おなじみの)、小道具等のアイテムを使うグループ、の三種類。僕はコンタクトメインにしました。
マイムやってる人にとって道具は単なるキッカケであって、基盤となる体の動きだけで見せられるものが出来なければネタは所詮ネタどまりになってしまう。まあマニアックな説明ですが。
そしてグループは別にはなってしまいましたが、今回は東京から来た方もいました。実は彼ら(6人だったと思う)はじゅんじゅん氏の教室に通っている方々で、ある意味経験の面では僕よりも先行くものもあるんじゃないかと、おかげで緊張感を高める一因にもなったのかな。
正直彼らが居なければ全体的なクオリティは上がらなかっただろうし、僕自身も狭い領域で慢心したかもしれないし。もっと6人のスキルを引き出せるシビアな内容でも良かったかな、と今は思ったりもしてますが。(僕自身ももっとシビアにやりたかったのもある)
ざっとわかりにくい感じで書いてみましたが、終わってみて得るものは多かったな、と。
まだエンターテインメントの領域に届くものは出来ませんでしたが、新たに宿題を貰えた、という感じです。これからの作品作りに活かしていこうと思っています。
更にいくつか思ったことを。
先生は、空間のスペシャリストなんだな、と思った。
じゃあ僕は…?
エンターティナーでありたい、と。
また会いたいね、魅力的なダンサーさん。
Beppu mime Labo
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